とにかく安い防災セットの「山善 防災バッグ30(YBG-30R)」。
最大のメリット・デメリットは、この2つ。
- 【メリット】とにかく安い(3~4,000円台から買える)
- 【デメリット】必須アイテムが入っていないものがある

詳細は下でまとめていますが、まずは全アイテムのざっくりレビューから。
「山善 防災バッグ30」を実際に持って・背負ってみた
コンパクトなので背負いやすく、約2kgという女性、お年寄りでも背負えるのが魅力。
ショルダーストラップのクッション性はさほどありませんが、価格を考えると十分です。
背負う、持つの2WAY。
山善 防災バッグ30(YBG-30R)全アイテムをレビュー
全30アイテム。
2割くらいは空きスペースがありますので、もう少し自分のものを追加できます。
リュックサック
サイズはおよそ幅32×奥行43×高さ16cm。
色は「レッド」(ブラックもあり)ですが、濃い赤~オレンジという印象です。
ポケットはフロントの1か所。
容量はサイズからざっくり計算すると、およそ22L。
フック(取り外し可能)がついていますので、玄関のスタンドや、クローゼットに掛けることもできます。


2WAY 懐中電灯
懐中電灯とランタン両方の使い方ができる「2WAY懐中電灯」。
使用する単三電池3本は別で用意する必要があります。

緊急用ホイッスル
これがないとはじまらないホイッスル。
首から下げられるのがベストですが、フック付きなので、前もってリュックに付けておいてもいいですね。
2WAYドライバー
差し替えてプラスとマイナス両方使える「2WAYドライバー」。
ミニカッターナイフ
十徳ナイフのようなマルチツールがあるとベストですが、カッターナイフも使う機会があるアイテムです。
圧縮袋
衣類などの空気を抜いて圧縮できる袋。
下着や赤ちゃんのオムツを入れておくのもいいですね。
予備袋(小銭入れ)
災害時は停電やシステム障害でキャッシュレス決済ができない場合がありますので、あらかじめ「お札」「硬貨」で数千円程度の現金を用意しておくと安心です。
筆記用具セット(A6ノート1冊+ボールペン1本)
平時にはスマホにメモできますが、災害時にはアナログでの準備が必要です。
歯ブラシ3本
歯磨きはお水がないと難しいので、欲を言うと水のいらない「歯磨きシート」がいいですが、水がある場合に使える歯ブラシもあるに越したことはないですね。
綿棒20本
あわせてアルコール消毒液も用意しておきたいです。
マスク3枚
いまや必須の感染症対策、場所を取らないので数枚追加してもいいですね。
携帯トイレ3個
どこに避難するかにもよりますが、必ず持っておきたい携帯トイレ。
平時にはコンビニに駆け込むこともできますが、災害時には休業していることもありますので、これは必須中の必須です。
ポリ袋45L 3枚
ゴミ袋、汚物袋、さまざまな使い方ができます。

リュックは撥水しても、防水ではありませんので、中身を濡らさないために、このやり方は有効だと思います。
袋に穴を空けてかぶれば簡易的なレインポンチョにもなりますが、レインポンチョは別で用意されています。
レインポンチョ
避難時には、着替えがほぼありませんので、レインポンチョ・レインコートは必要です。
このレインポンチョは透けますので、トイレや着替えの目かくしとしては使うことができません。
アルミブランケット
防寒対策の防災グッズとして有名なアルミブランケット。
軽くてかさばらず熱を逃がさないので、重宝します。
アルミシート
こちらは厚みのあるアルミ素材のシート。
避難所に避難した場合でもこれがあると底冷え対策になりますし、多少のクッション性もあって便利です。(畳んでもちょっと大きいのが玉にキズ)
エア枕
避難時の睡眠対策グッズ。
災害時は、環境も状況も大きく変わり、ストレスを感じて睡眠がとりづらくなりますので、荷物に余裕があったら、エア枕に加えて寝袋や耳栓・アイマスクなども用意したいです。
EVAサンダル
避難所でもスリッパ代わりに使えるサンダル。
体育館で裸足だと冷たいですし、靴下・靴が濡れてもサンダルがあれば不快な思いをしなくて済みます。
非常用給水バッグ
給水車から水をもらう時や、山に近いところなら湧き水を汲む時にも使えます。
紙皿3枚、プラカップ5P、割り箸5膳、スプーン・フォーク
食器の簡易セット、こういったものが入っているので、この防災セットが家族に1つあると使えるなと感じます。
ラップ、アルミホイル
上で紹介した食器にラップをかぶせて使えば洗う必要がありません。
ラップはケガをした時の止血や腕を吊ることにも使えます。
ティッシュ
ポケットティッシュではなく通常のティッシュですので、これくらいのサイズ・量があると家族でしっかり使えますね。
ボディタオル
タオルがないと手を洗っても顔を洗っても、濡れて避難所に駆け込んでも拭くものがありませんので、1人1枚は持っておきたいです。
お薬ケース
持病のある方やお年寄りの方は、いつでも持ち出せるように薬を準備しておきたいです。
ラバー手袋
避難時や避難後の作業時に使える手袋。
冬場の寒い時期には防寒対策としても使えそうです。
布テープ
ちょっと場所を取りますが、固定、接着など、さまざまな用途が考えられます。
山善 防災バッグ30の全アイテムリスト
全アイテム |
---|
リュックサック(およそ幅32×奥行43×高さ16cm) |
2WAY 懐中電灯 |
緊急用ホイッスル |
2WAYドライバー |
ミニカッターナイフ |
圧縮袋(350×420mm) |
予備袋(小銭入れ) |
筆記用具セット(A6ノート1冊+ボールペン1本) |
歯ブラシ3本 |
綿棒20本 |
マスク3枚 |
携帯トイレ3個 |
ポリ袋45L 3枚 |
紙皿3枚 |
プラカップ5P |
割り箸5膳 |
スプーン・フォークセット |
ラバー手袋 |
お薬ケース |
布テープ |
レインポンチョ |
EVAサンダル |
アルミシート |
アルミブランケット |
エア枕 |
非常用給水バッグ |
ラップ |
アルミホイル |
ボディタオル |
ティッシュ |
山善 防災バッグ30のメリットとデメリット
メリット
- 安い(3~4,000円台から買える)
- 100均で買いまわる必要がない
- 一家に1つあるとアイテムの幅が広がる
100均で購入を検討されている方におすすめ
100均の防災グッズを検討されている方もいらっしゃると思います。

大型店でも、物によって、タイミング(災害の後など)によっては品切れの場合があり、メモを見ながら「これはある、これはない」と確認して、複数の店舗を探し回る必要が出てきます。

「山善 防災バッグ30」は100均にあるものと「同程度のものが同程度の価格」で手に入るため、一気に揃えられるメリットがあります。
メジャーな防災セットに入っていないものがある
例えば、圧縮袋やサンダル、薬ケースなどは、他の防災セットにはあまり入っていません。
プラコップなどの簡易食器も同じで、100均で買って追加はできますが、「防災バッグ30」には最初から入っています。
家族分の1つを「山善 防災バッグ30」にすることで、持ち出すアイテムの幅を広げられるメリットがあります。
デメリット
デメリットはこの一点に尽きます。
単価の高いもの・必須アイテムが入っていない
- 手回し充電ラジオライト(ラジオ)
- 保存水
- 非常食

手回し充電ラジオライト
「山善 防災バッグ30」には「乾電池式の懐中電灯」が入っていますが、こちらは「手回し充電ラジオライト」に比べ、「ラジオ」「手回し充電機能」「モバイルバッテリー機能」などがありません。
「手回し充電ラジオライト」は安くても3,000円程度することが多く、この分は少し割り引いて考える必要があります。

となります。

別で持っている場合はこちらでも構いませんが、持っていない場合は、「手回し充電ラジオライト」が含まれる防災セットを購入する、もしくは単品で追加購入することをおすすめします。
救急セットや体ふきシートもほしいですし、乾電池も別売りなので必要ですね。

保存水
防災セットには、500mlの「5年保存水」「7年保存水」といったものが2~3本入っていることが大半ですが、「山善 防災バッグ30」には含まれていません。
避難中、避難先でも飲用水は必要なため、別で用意しておく必要があります。

非常食
防災セットには、水を入れて食べられる長期保存の「アルファ米」や長期保存の「お菓子」が入っていますが、「山善 防災バッグ30」には含まれていません。
必ずしも「お米の非常食」である必要はありませんが、「いつ食べられるかわからない」事態を想定して、長期保存の非常食は防災リュックに入れておきたいです。

仮に安く見積もって「手回し充電ラジオライト」3,000円、「保存水」150円×3本=450円、「非常食」250円×3食=750円としても、4,000円を超える追加予算となるため、セットの安さを手放しで喜べるわけではないかなという印象です。
山善 防災バッグ30まとめ
いい面、よくない面、さまざま書いてきましたが、やはり最終的に「安い」というのは大きな魅力で、「安かろう悪かろう」という印象もありません。
足りないものは(結構)あるものの、「防災セットに1万円の予算は割けない」という方でも防災対策を始められるのは大きいです。

「山善 防災バッグ30」は、「ないよりあった方がいい」レベルのものではなく、「あった方が断然いい防災セット」であることは間違いありません。


