2018年9月に起きた「北海道胆振東部地震」では、北海道全域がブラックアウトになり、スマホの充電を求める人で長蛇の列となりました。
出典:北海道全域がブラックアウト(朝日新聞デジタル)
停電時はスマホに加え、タブレット、IQOSなどの加熱式タバコを吸われる方もモバイルバッテリーが必要です。

もちろん電気用品安全法(PSE認証)に適合したモバイルバッテリー・電源です。
タップできる目次
毎日持ち歩くモバイルバッテリー
毎日持ち歩くモバイルバッテリーは、会社や出先から家に帰るまでのスマホ充電用です。
「帰宅困難者対策」として、内閣府は企業に対して安全が確認できるまで「むやみに帰宅させない」という指針を出しています。
帰宅が翌日以降になることも想定しておく必要があります。
毎日持ち歩くモバイルバッテリー、私は「軽い」「小さい」「薄い」ことを重要視しています。

フィリップス モバイルバッテリー DLP6712N
モニターやシェーバーでも有名なフィリップスのモバイルバッテリーで、この商品はネット販売限定モデルです。
バッテリー容量は10,000mAh、スマホ2回程度充電できる容量です。
「iphoneX(ケースつき)」(写真左)と同じくらいのサイズ
厚さもiPhoneとほぼ同程度
iphone購入時に付いてるケーブル(Lightning)で充電可能
【安全対策】多重保護機能搭載
加熱時の過充電、過放電対策として自動停止される多重保護機能が搭載されています。
サイズ | 153x78x厚12.8mm |
---|---|
重さ | 218g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
出力 | 2.1A |
micro USBに加えてType-Cポートも搭載しており、2台同時充放電が可能なので、家族で同時に使うこともできますよ。


並列(重なった状態)でポーチやバッグに入れても、分厚くならないので、「小さくて厚いもの」よりも私には合っています。

防災リュックに入れて持ち出すモバイルバッテリー
防災リュックに入れて持ち出すモバイルバッテリーは、避難先でのスマホ・タブレットなどの充電用です。
少なくとも数日は充電できないことを想定して、家族の充電も含め、フル充電数回分をカバーするバッテリーを用意しておきたいです。
「防災リュックに入れて持ち出すモバイルバッテリー」は「毎日持ち歩くモバイルバッテリー」に比べて、さほどサイズや重さは気にする必要がありません。
避難先での生活、特に初期は電源が取れないことを考え、20,000mAh程度のバッテリー容量のモバイルバッテリーをおすすめします。
ANKER PowerCore 20000 Redux
モバイルバッテリーで特に有名な「ANKER」の大容量「PowerCore 20000 Redux」。
バッテリー容量は20,000mAh、iPhone、Galaxyを4~5回程度充電できる大容量です。
フィリップス DLP6712Nとのサイズ比較
フルスピード充電
Anker独自技術の「PowerIQ」と「VoltageBoost」によりフルスピード充電が可能。
サイズ | 約166x65x厚25mm |
---|---|
重さ | 362g |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
出力 | 4.8A (各ポート最大2.4A) |
2台同時充放電が可能
20,000mAhの大容量ですので、スマホだけでなく、タブレット、ノートパソコンの充電にも活躍してくれますよ。
「ANKER PowerCore 20000 Redux」レビュー詳細はこちら。

自宅に置いておくポータブル電源
停電時の自宅避難の際に、スマホ・タブレット・ノートPCなどの充電用。
コンセントを挿しこんで家電も使用できるのが大きなメリットです。
今後、想定される大規模地震の内閣府が想定する停電被害は以下の通りです。
- 停電復旧:約1ヶ月
- 停電戸数:最大約1,220万軒(全体の約5割)
出典:内閣府(PDF)
- 停電復旧:約1~2週間
- 停電戸数:最大約2,710万軒(東海三県の約9割、近畿三府県の約9割、山陽三県の約3~7割、四国の約9割、大分・宮崎県の約9割)
出典:内閣府(PDF)
ポータブル電源は安価なものではないため「余力があれば」というものですが、アウトドアや車内でも使えますので、持っておくとかなりの使い道があります。
LACITA エナーボックス
バッテリー容量は120,000mAh、スマートフォンを約30回程度フル充電、コンセントを挿しこんで使用もできる電源です。
停電時、夏場に扇風機も
アウトドアでも
車内でも
製品 | 使用可能時間 |
---|---|
スマートフォン | 約30回フル充電 |
タブレット | 約130時間 |
ノートパソコン | 約80時間Web閲覧 |
モバイルバッテリー(10,000mAh) | 約11回フル充電 |
手回し充電ラジオライト | 約800時間(ラジオ使用時) |
LEDランタン | 約80時間 |
LED電気スタンド | 約40時間 |
液晶テレビ(32型) | 約5.5時間 |
扇風機(20W) | 約20時間 |
電気毛布(中18W) | 約20時間 |
石油ファンヒーター(弱50W) | 約8時間 |
トランク、荷室にも収まる、持ち運べるポータブル電源。

「LACITA エナーボックス」は3ヶ月で5%程度しか自然放電しないので、本体への充電を忘れていてもしっかり残っているのが強みです。

「おすすめ防災用モバイルバッテリー」のまとめ


昔はなかったモバイルバッテリーですが、現代では「防災グッズの代表格」といえます。
モバイルバッテリーもポータブル電源も日ごろから使えますので、平時のうちに用意しておいて、実際に普段から使っておくと便利ですよ。
