災害・停電時のスマホ、ノートパソコンなどの充電用にモバイルバッテリーを用意している方も多いと思います。

今後、想定される大規模地震の内閣府が想定する停電被害はこの通りです。
- 停電復旧:約1ヶ月
- 停電戸数:最大約1,220万軒(全体の約5割)
出典:内閣府(PDF)
- 停電復旧:約1~2週間
- 停電戸数:最大約2,710万軒(東海三県の約9割、近畿三府県の約9割、山陽三県の約3~7割、四国の約9割、大分・宮崎県の約9割)
出典:内閣府(PDF)
停電戸数は「軒」ですので、停電の影響を受ける「人数」はもっと多い想定です。

USB充電以外にもコンセントを差し込んで使用できる大容量の電源を用意していれば、さらに使用できる家電も広がります。

災害時にポータブル電源を「自宅避難」で使用する、「車内で使用する」ケースは大いに考えられます。

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LACITA エナーボックスはこんな時に使える!
災害時・停電時の電源

2019年9月の台風15号では、停電になった世帯が930,000戸以上、1ヶ月以上停電が断続的に続いた地域が数百戸ありました。
- 停電(最大供給支障)戸数:約934,900戸
- 避難指示・避難勧告が出た人数:53,366人
- 避難所へ避難した人数:1,247人(最大)
930,000戸以上停電になっても1,247人しか避難所へ避難していないということですので、停電の中、自宅避難を続けた人が大多数です。

車中泊
我が家はキャンプをしませんが、災害時に自宅避難ができず、家を離れないといけない場合には車中泊も検討しています。
もちろん、「安全に車で避難できる場合」に限りますし、駐車場所の安全確保やエコノミークラス症候群にならないよう対策は必要ですが、可能であれば特に日中は車内で過ごしたいです。

スマートフォンの電源確保やモバイルバッテリーの充電、寒冷時には電気毛布も使えますし、消費電力の小さい家電ならエナーボックスなどのポータブル電源のコンセントに挿して使えます。
また、私が強くエナーボックスをおすすめしたいのは、ペットを飼っている方。

また、このペット用避難所の情報を知らない方も多く、住んでいる場所から遠い場合は行くことすらできません。

こういった流れで、ペットを飼われている方で自宅避難ができない場合は、車中泊を選択することが多いのが実情です。
ペットを飼っているとなると、「ペット用避難所やペットフード配給などの情報収集」「ペットを飼っている方との連絡」が大事であるため、特に大容量ポータブル電源を持っていた方がいいですね。
アウトドア

ただ、「防災」にかなり役立つんですよね。
多くの介護施設さん、福祉施設さんなどが「エナーボックス」を導入されていますが、これはアウトドアではなく「防災目的として」だと思います。


LACITA エナーボックスで使える家電・機器
エナーボックスで使えるもの
最大消費電力400W以下

また、エナーボックスは444Whなので、「100Wの家電をおよそ4時間程度使用できる」計算です。(変換ロスがあります)
スマホやモバイルバッテリー
タブレット(約7W)
手回し充電ラジオライト

扇風機(約47W)

製品によって消費電力は異なりますが、例えば「使えそうなもの」と「使える時間」の一例(目安)はこんな感じ。
製品 | 使用可能時間 |
---|---|
スマートフォン | 約30回フル充電 |
タブレット | 約130時間 |
ノートパソコン | 約80時間Web閲覧 |
モバイルバッテリー(10,000mAh) | 約11回フル充電 |
手回し充電ラジオライト | 約800時間(ラジオ使用時) |
LEDランタン | 約80時間 |
LED電気スタンド | 約40時間 |
液晶テレビ(32型) | 約5.5時間 |
扇風機(20W) | 約20時間 |
電気毛布(中18W) | 約20時間 |
石油ファンヒーター(弱50W) | 約8時間 |
災害時の情報収集に欠かせないスマートフォンやタブレット、それらを充電するモバイルバッテリーの充電は一番大事なところです。


夏場の停電は熱中症を引き起こす恐れがありますので、コンセントを挿して扇風機が使えるのは強いです。
エナーボックスで使えない・使いにくいもの
電気ケトル
ティファールなどが有名なお湯を沸かすのに便利な電気ケトル。
ティファール現行モデルの消費電力は1,250W以上。(エナーボックスで使えるのは400Wまで)

炊飯器
5.5合炊きIH炊飯ジャーだと1,000W超えるものが多く、使えないことが多いです。(我が家の炊飯器も使えません)

車中泊用の炊飯器であれば、1.5合炊きで110Wのものを使えますが、1.5合では家族で足りません。


災害時のお湯や調理用にカセットコンロを用意しておくと、エナーボックスの貴重な電気を他に回せて効率的です。
パックご飯のあたためはもちろん、鍋でご飯を炊くのもカセットコンロなら10分程度の加熱で済みます。

イワタニ最薄のカセットコンロ「達人スリム3」レビューはこちら。

LACITA エナーボックスのいいところ
とにかく安全性が高い
- 日本の電気用品安全規格「PSE」適合
- アメリカ「UL認定」を取得した三元系リチウムポリマー電池
- バッテリーコントロールシステム「BMS」+「MCU」で自然発熱率を低下
- 世界最大手半導体メーカー「テキサス・インスツルメンツ社(米NASDAQ上場企業)」の充電制御ICチップ採用で、従来品に比べ回路内の温度を最大約30℃近く低下
日本メーカーであるLACITAの大容量ポータブル電源「エナーボックス」は日本の電気用品安全規格「PSE」に適合しています。

また、エナーボックスが取得している三元系リチウムポリマー電池の「UL認定」、アメリカでは「この認定がないと火災保険が下りない」ことも多いことで知られているほどの、安全性を証明する認定です。
2018年には安全性の低い中国製のポータブル電源が爆発し、出火するという火災事故が相次ぎました。(出典:経済産業省)

充電後に3ヶ月で5%しか減らない

エナーボックスは3ヶ月で5%しか減らない自然放電率の低さが特長なので、頻繁に気にして充電しておく必要はありません。
バッテリー製品は6ヶ月以上まったく電池を使わないと電池寿命が極端に低下したり、電源の不具合につながりますが、「三元系リチウムポリマー電池」を採用しているエナーボックスは電池寿命が長く、かつハイパワー、充電効率、安全性、いずれの面も優れています。
電力ロスが少ない
正弦波
ポータブル電源では、「120,000mAh」「440Wh」といった容量で表示されますが、直流から交流へ変換する際にロスが出るため、実際の数字がすべて使用できるわけではありません。
エナーボックスでは、「純正弦波を生成するSPWM技術」により、このロスが最小5%までに抑えることができるため、実際に使用できる電力量が多く、給電効率が高いのが特長です。
LACITA エナーボックスの機能と使い方
機能



使い方
左側の電池残量表示ボタンもしくは「AC出力スイッチ」をONにするとバッテリー残量インジケータ(バッテリーがどれだけ残っているか)が点灯します。
USB経由で給電する場合は、「USB出力ボタン」を押し、AC電源(コンセント)経由で給電する場合は「AC出力ボタン」をONにして使用します。

LACITA エナーボックスのスペック
容量 | 444Wh(120,000mAh) |
---|---|
電池種類 | 三元系リチウムポリマー電池 |
AC出力 | 400W(定格)/100V-60Hz/純正弦波 |
USB出力 | 5V/2.1A(×3ポート) |
シガーソケット出力 | 9~12.6V/10A |
充電方式 | CCCV方式 |
入力 | DC12.5V~24V/6.2A |
重さ | 5kg |
付属品 | 本体、ACアダプター、説明書 |
使用用途 | 最大消費電力400W以下の電化製品への給電 |
出力波形 | 純正弦波 |
対応ソーラーチャージャー | DC18V-6A(最大)、推薦80W~100W、入力DCコネクタ規格5.5×2.1×9.5(or 11)mm |
使用シーン | アウトドア、車中泊、ドローン撮影、ラジコン、夜釣り、DIY、工務店(現場)、カメラマン撮影、車・バイク・ボートバッテリー充電など |
LACITA エナーボックスまとめ

また、2018年9月に起きた国内史上初のブラックアウトを引き起こした「北海道胆振東部地震」では、北海道全体が停電し、復旧までに40時間以上停電が続きました。
地震を警戒していたら、台風で長期停電というあたりが、油断も隙もありませんね。

次はまた全く予想していなかった事態から、長期停電が引き起こされる可能性もあります。
アウトドアが好きな方で、ポータブル電源を持っていない方はもちろんのこと、アウトドア抜きでも「防災」でかなり役立ちますので、エナーボックスで「現代人の生命線ともいえる電気の確保」をされることをおすすめします。

