今回は、「防災防犯ダイレクト」さんの「地震対策30点避難セット」。
リュックがおしゃれな防災セットですが、中に入っているアイテムも充実していて個性アリ。
1つずつ手に取ってレビューしていきます。
タップできる目次
- 「地震対策30点避難セット」を実際に持って・背負ってみた
- 防災・防犯ダイレクト「地震対策30点避難セット」のリアルな口コミ
- 【非常持出袋】防炎ターポリン生地
- 【保存水】新潟胎内高原の水(6年保存水)×4本
- 【非常食】新・食・缶ベーカリー(5年保存)×3種類
- 【ソーラー多機能ラジオライト】with乾電池
- 【充電端子】7規格
- 【アルミブランケット】
- 【エステー常備用カイロ】2つ
- 【非常用給水バッグ3L】
- 【非常用簡易トイレセット】3回分
- 【レジャーシート】
- 【モーリアンヒートパック】
- 【非常用呼子笛】
- 【マルチツール】
- 【レインコート】
- 【ドライシャンプー】資生堂フレッシィ 水のいらないシャンプー
- 【アルコール除菌ジェル】サラヤ ウィル・ステラVHジェル 40mL
- 【マスク】
- 【布ガムテープ】
- 【非常用ローソク】マッチ付き
- 【三角巾】
- 【救急セット】ファーストエイドキット
- 【エアー枕、スリッパ、アイマスク、耳栓】
- 【軍手】
- 地震対策30点避難セットの全アイテムリスト
- 地震対策30点避難セットまとめ
「地震対策30点避難セット」を実際に持って・背負ってみた
重さ5kg
重さは約5kg、これくらいの重さであれば難なく背負えて、避難しやすいですね。
背中に収まるサイズ(29×38.5×13cm)でスッキリ。
クッションが効いたショルダーストラップに安全・安心の反射板付き。

「なぜ持ちやすいか」は、ちょっと下でご紹介しますね。
防災・防犯ダイレクト「地震対策30点避難セット」のリアルな口コミ
- コンパクトに背負える防炎ターポリンリュック
- 個性のある充実の30アイテム
- シンプルでデザイン性が高い
【非常持出袋】防炎ターポリン生地
グッドデザイン賞受賞の非常持出袋は、テントにも使われる丈夫なターポリン素材。

自然災害と火事は切っても切り離せないので「防炎」は心強いですし、このリュック、もちろん「防水」でもあります。
熟練かばん職人の手作り、ファスナーや隅々を見てもしっかりした作りです。
上でご紹介した「持ちやすい理由」、ショルダーストラップにボタンフックがついているんです。
持つ時や置いておく時は、このボタンフックを留めることで、余ったストラップが「ぷらんぷらん」するのを防いでくれるのでスッキリ。
使っていない、家に置いておく時に見栄えがいいですよね。


夜間、停電時の移動中、ドライバーが視認しやすい「蓄光材」「反射材」がついているので安全です。
反射材
ポケットは内側に2か所。
購入して届いた段階で20~30%くらい空きがありますので、まだまだ自分の荷物を詰めることができますよ。
【保存水】新潟胎内高原の水(6年保存水)×4本
新潟の6年保存水500mlが4本。
全重量5kgのうち2kgを保存水が占めていますので、「5kgが重い」という方は保存水を1本減らすなどして調整することもできます。
【非常食】新・食・缶ベーカリー(5年保存)×3種類
非常食は、新・食・缶ベーカリー(5年保存)の「プレーン」「オレンジ」「ブラウンシュガー(黒糖)」の3種類が1缶ずつ。

エッグフリーの長期保存パンはほとんどないので、卵アレルギーの方には貴重です。
小麦の味が感じられておいしい。
ふわふわ。
防災セットに入っている非常食は「アルファ米」が圧倒的多数ですが、こちらは長期保存パン。
保存パンは調理不要ですし、アルファ米のようにお水を入れて調理する必要がないため、保存水をすべて飲用に使えるメリットもあります。
【ソーラー多機能ラジオライト】with乾電池
防災防犯ダイレクトさんオリジナルの「ソーラー多機能ラジオライト」。
- AM/FMラジオ
- LEDライト
- モバイルバッテリー機能
- SOSサイレン
- USB充電
- ソーラー充電
- 手回し充電
- 乾電池充電
AM/FMラジオ
LEDライト
SOSサイレン
手回し充電

スムーズに手回しできます。
ソーラー充電
乾電池充電
【充電端子】7規格
ソーラー多機能ラジオライトの「モバイルバッテリー機能」で充電に必要な端子。
- USB Type-A(PCなど)
- USB type-C(Androidスマホ、MacBookなど)
- Micro USB type-B(Android、タブレットなど)
- Lightning端子(iphone、ipadなど)
- au用
- FOMA・SoftBank3G用
- iPhone用(iphone4S以前)

【アルミブランケット】
「軽い・薄い・あたたかい」を満たす必須のアルミブランケット。
防寒対策には欠かせません。
【エステー常備用カイロ】2つ
こちらも防寒対策のカイロ。
通常は消費期限2~3年のものが多いですが、こちらはそれよりも長い「5年保存」のものが入っています。
【非常用給水バッグ3L】
避難先での給水に使えるほか、自宅避難の汲み置きにも使えます。
【非常用簡易トイレセット】3回分
断水時には水が流せませんので、便器にかぶせて使う避難先・自宅両方で必要な簡易トイレ。
【レジャーシート】
私が興味深いと思ったのが、このレジャーシート。
避難先で、外に出て休む時にも使えますし、荷物置きのスペースが作れるんですよね。
「荷物を床や地面に置きたくないけど他に置く場所がない」というケース、大いに考えられます。
写真は少ししか広げていませんが、すべて広げると100cm×100cmサイズです。
【モーリアンヒートパック】
こちらの防災セットにあたためる非常食はないですが、湯沸かしにも使える発熱剤。
発熱剤の袋を開けて加熱袋に入れ、水を注ぐだけ。
まもなく発熱、15~20分程度加熱が続きます。

【非常用呼子笛】
数ある防災グッズの中でも、とても大事なホイッスル。
【マルチツール】
- はさみ
- ナイフ
- 缶切り
- 栓抜き
- コルク抜き
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- やすり
- キーリング
経験上、2~3日の外出であってもこういったものが必要になるんですよね。
個人的に、これからの防災はこれまで以上にサバイバルの要素も取り入れていく必要性を感じています。
【レインコート】
雨天時の避難で濡れてしまうと着替えがないため、避難後に困ります。
レインコートも必須アイテム、1人1つ必要ですね。
【ドライシャンプー】資生堂フレッシィ 水のいらないシャンプー
無事に避難できた後も続くストレスと不快感。
ドライシャンプーを実際に何本も試しましたが、「資生堂フレッシィ 水のいらないシャンプー」は香りもよくスッキリしますよ。
【アルコール除菌ジェル】サラヤ ウィル・ステラVHジェル 40mL

断水で手洗いができない可能性もありますので、助かります。
【マスク】
こちらも感染症対策では必須のマスク。
あと数枚は自分で追加しておきたいですね。
【布ガムテープ】
ガムテープは貼って固定する以外にも、紐・ロープ代わりに使えたり、破れたり壊れたりしたものを補修する時にも使えます。
一家に一つ持っておくといいですね。
【非常用ローソク】マッチ付き
ローソクは裸火のため、地震後の停電時に自宅の灯りとして使うのは、上でご紹介した「ソーラー多機能ラジオライト」の方がいいのではないかと個人的に思います。
とはいえ屋外避難、車中泊、サバイバル、アウトドアでも火は欠かせませんので、ローソクは安全が確保された状況・場所や屋外で使いたいです。
【三角巾】
ケガをした時に包帯代わりに使えるほか、長辺が88cmあるため、腕を吊ったり固定することもできます。

【救急セット】ファーストエイドキット
- 救急ポーチ
- ハサミ
- ピンセット
- ガーゼ×2枚
- 包帯
- 包帯用テープ
- 駆血帯(止血帯)
- アームホルダー用布
- アルコールパッド×10枚
- 絆創膏×10枚
- 綿棒×10本
- 安全ピン×10
「アームホルダー用布」と書いているのは、腕を吊る時に使うもの(写真中央上部)です。
かなり充実しています。
【エアー枕、スリッパ、アイマスク、耳栓】
避難後にあるとより良いエアー枕、スリッパ、アイマスク、耳栓。
アイマスク・耳栓は不眠を助け、精神的にもラクになれるアイテム。
スリッパは避難所でも要望が多いそうですが、食事や防寒具の方が優先順位が高いため、自分で持っておくといいですね。
避難後の生活では「普段眠れないことがない」という人でも熟睡しづらいことが予想されるため、「日ごろから眠れないことがある」という人は特に、エアー枕などの睡眠アイテムは心強いです。
【軍手】
避難時や避難後の作業に必要な滑り止め付き軍手。
地震対策30点避難セットの全アイテムリスト
全アイテム |
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防炎・防水非常持出袋(29×38.5×13cm) |
6年保存水500ml×4本 |
5年保存パン×3 |
ソーラー多機能ラジオライト |
単四乾電池×4 |
充電端子×7規格 |
アルミブランケット |
エステー5年保存カイロ×2 |
非常用給水バッグ3L |
非常用簡易トイレセット×3回分 |
レジャーシート |
モーリアンヒートパックMサイズ×1 |
非常用呼子笛 |
マルチツール |
レインコート |
資生堂 水のいらないシャンプー |
アルコールジェル40ml |
マスク×1 |
布テープ |
非常用ローソク |
三角巾 |
救急セット |
エアー枕 |
スリッパ |
アイマスク |
耳栓 |
軍手 |
地震対策30点避難セットまとめ
非常持出袋のスタイリッシュなイメージを強く持っていましたが、中身が結構骨太な印象を受けました。

上の方でも少し書きましたが、個人的に今後は屋外での避難生活、アウトドア、サバイバルの要素も必要になってくると感じています。
その理由が、今後想定されている規模の大きな災害、そして感染症問題。

大災害の後、逼迫した医療施設、避難所でクラスター化した多くの感染症患者、考えるだけでもおそろしいものがあります。
災害の種類、住んでいる地域、家族構成、避難先などのさまざまな条件により異なる揃えておくべきもの。
持ち出す防災セットの内容を手厚くするべきところは手厚くし、「避難所への避難」だけでなく、「車中泊」「親類・友人宅」など、何かあった時には相互に支え合える「その他の選択肢」も持っておきたいです。
